白と黒 並ぶ板に 指を落とし 音が響く 今日も また 終わってゆく 月は僕を 照らしている 撫でた 頬 涙 ひとつ 一粒 流れた 僕と僕 見つめあって 腕を掴み 睨み合って 昨日も また 終わってゆく 僕と僕が 離れていく 嘘を つく 汗を 拭う 身を打つ 汚れた 草木は彷徨う 今宵も彷徨う 街頭の街灯が眠りを醒ました 歌えば踊れば 自分が言葉と 海洋の潰瘍は煙りを交わした 鈍の色 騒ぐ朝に 何故か 未だ 鳴り響いた