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愛しい明日の延命装置

汗がしみてピリピリ痛む
今にもパーカーの袖が
赤く滲んできそうで怖かった
包帯も巻かずポケットにつっこむ
なかの百円玉を弄ぶ
いじめっ子から守り抜いたぼくの勲章
頬の内側が鈍く痛くて
ベッドのうえで蹲っていたい
痛い痛いと泣いていたい
でもそれじゃあ生きてるとはいえないね
殴られた痛みさえ
愛しい明日の延命装置

  • 強がったっていいでしょう。
  • いじめられっ子にはプライドがある
  • リストカットは青春の勲章
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