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桜木ノア #04 5月20日(月)

相変わらず桜木ノアがクラスメイトから好ましく思われないまま2週間が過ぎた。しかし、それは嫌悪から来るものよりも、彼女の言った通り無関心に近いものだったため、本人は居心地の悪い思いをしていないようだった。
そのことに密かに安心している俺がいた。
彼女がクラスメイト達に嫌われている間、もちろん良い気分ではなかったわけだが、しかし何もすることができないまま時間が過ぎていた。時間が解決してくれることを願っている情けない俺もいた。
俺はいつも、そうだった。
クラスメイトがいじめられているのを見たこともあった。けれど無関係であることを主張するばかりで、そこから助ける努力なんてまるでしてこなかった。そんな自分が嫌だったはずなのに、高校生になってもまるで成長していない。
桜木ノアには、そんなことはなさそうだ。
俺には彼女が後悔しているところを想像することさえできない。彼女ならきっと、そのストレートな物言いで事件を解決に導けるのだろう。
そんなことを考えながら、自覚してしまった。
俺はどうも、桜木ノアのことを気にしている。

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