目の前で君が消えていく。 そんな気がした。いや、現実的にそんなことは起こりようもないのだけれど。それが出来るのは奇術師くらいのものなのだけれど。 もう私に君は見えない気がしたんだよ。 君が何かを隠すように笑ったから。 君は、私を信用するのをやめたんだね。 ……。 じゃあね。