「あの。気付いてますよね。」
「…ごめん」
クラシック・ギターを立てかけて
僕は居直った。
「…やっぱ帰ってもらえn」
「嫌です」
「そうですか」
「ご覧の通り私は、妖精です」
「僕の知ってる妖精じゃないのですが」
「カワイイ系ですか?エロい系だと思ってました?」
「予想はカワイイ系、希望はエロい系です」
「正直に話しさえすれば潔いとでも思いましたか?」
「すみません」
「そもそも人の形で現れてあげただけ優しいと思っていただきたい。本来妖精に形はありません。」
「神様と同様にですか」
「ええ。神もまた、形なきお方です。」
「…で?僕に何の用ですか」
「なんだと思います?」
「は?めんどくさい女ですか」
「すみません。」
「何の用ですか」
「シックスセンス、知ってます?」
「ええ」
「それをあなたにあげちゃいまーす!いえーい、やったー。」
「…」
「…どうされました?」
「…いらないですね」
「え?シックスセンスですよ?第六感。あなたにはその素質があるのです。こうして私と話せていますし。」
「勉強不足だなー。妖精さん。僕にはもうシックスセンスがあるんですよ」
「え?」
「っていうか、だいたいテンセンスくらいあるかな」
「はい?」
「だからこうして…」
「…え?…あ、もしかしてぁ…」
ざらっとした風が吹いた。
「神様は人の形なんかしてないけど、悪魔はそーでもねーんだ。勉強不足を悔やみな。妖精さん」
はいカット
企画参加ありがとうございます!
最後まで読み終わった時ニヤけてしまいました。
妖精さんと悪魔さんはどういう関係性なのでしょうか。妖精・悪魔・神の間に一悶着ありそう。
悪魔は人の形なんですね。やっぱり人と契約していくからですかね。
序盤の掛け合い好きです。でも悪魔と知った今となっては内心ニヤけてそうに見える。
楽しい作品ありがとうございました!
こちらこそありがとう御座いました!
なんの下書きもなく始めたもんでまとまらない終わりですみませんー!笑
またしくよろですー