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鬼(仮)さんと遊びましょう。

A:やあ、久し振りだね。君も大きくなったねぇ。最後に会ったときなんて、まだこんなにちっちゃかったのに。
B:え、うわ、何だよお前。来んな!
A:えー、ひどいなー。僕のこと忘れちゃったのかい?昔はよく遊んだろ?
B:知るかよこっち来んな失せろ!
A:何怖がってるのさ?別に取って食ったりしないからさ。そんな風に見えないでしょう?
B:あんたが何なのかは知らんが、見た目完全に鬼じゃん!
A:どこがさ?
B:額から生えた長い角!噛み砕けないものなんて無さそうな顎!木の皮みたいに頑丈で墨みたいに真っ黒な皮膚!やけに長い腕とそれに比べて短過ぎる脚!何よりその4mくらいある背丈!どこをどう取っても完全に化物だよ!
A:ふむ……。それもそうだな。けど安心して。古くからの友人を食おうなんて馬鹿なこと微塵も考えやしないからさ。また昔みたいに遊ぼうよ。

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  • 企画参加ありがとうございます!
    だいぶ妄想を爆発させているのですが、実はこの鬼さんは人間の前世、前前世、前前前世(←)から知っていて、また一緒に遊びたいと思ってるのかなー、なんて。
    鬼さんの描写が素敵ですね。うん。それはどう見ても鬼にしか見えない笑 でもそれでも鬼(仮)さんですからね。あくまでも(仮)ですからね。そこにはどんな意味が込められているのか……妄想が加速する!