「でも、私にそんな大切な仕事できますかね?」
そう問う私に風花さんは答えた。
「じゃあさ、魔法教えてあげれば?変態キョンシー」
「何‼︎変態キョンシーって‼︎‼︎魔法教えてあげないよ!」
どうやら雨月さんは拗ねてしまったらしい。
「こいつ拗ねやがったよ。めんどくせえなあ」
ごちゃごちゃ言いながら、風花さんが雨月さんの機嫌を戻してくれたらしい。
「どんな魔法使いたい?」
「どんなのがあるんですか?」
「創造とか、破壊とか、殺戮とか、蘇生とか、
回復とか、色々」
「…簡単なのから教えてください。」
「あいあいさー」
そんな感じで私の魔法の特訓は始まった。
【続く】