「え、でもさ亜理那。、もしかしたら嘘ついてるかもしれないんだよ? あとさ、もしこいつの言い分が正しかったら、誰がそこに亜理那のシャーペン置いたの? ウチらこの教室にずっといたけど、そんな人見てないし」
「それな。周りの人だって見てないだろうし…そうでしょ?」
笛吹さんの取り巻きの1人が、そう周りに呼びかける。
この様子を見ているクラスの人々は、黙りこくっている。
「ほらね、誰も答えない。てことは見てないも同じよ。だから悪いのは―」
「でもそうかな?」
笛吹さんが、取り巻きの1人の言葉を手で遮る。
「あたしはそうじゃないと思うんだけどなー。本人は嘘ついてる感じしないし」
その言葉に、取り巻き達は愕然とする。
「亜理那まさか⁈」
「だ、騙されてるんじゃない?」
「ちょっと仲良くなったからって、すぐ信じるのは良くないと思うんだけど」
笛吹さんの取り巻き達が、ぐいとこちらに詰め寄る。
どう考えても大ピンチだ―もういっそ…
わたしは覚悟を決め、口を開こうとした―
食い下がるねぇ取り巻きたちww
レスありがとうございます。
ええ、ええ。彼女らはそう簡単に引くような人たちじゃないんでねぇ…
今日も連載します!