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泣きたい夜は夏の夜。

 
蒸し暑い街の大気に比して
震えてしまうほどの部屋の中。
空調の電源を入れっぱなしにしてしまった、
私自身も消耗しているから溜め息。

近頃の世の中は絶望にうもれているような、
と感じるのはただ私が不幸せなだけか。
外ではいつのまにか始まる花火大会の音
でも
この部屋からは見えないし見る気もない。

コンビニで買ってきた夕食を尻目に
財布の中身を数える日々。
いつか観たがったドラマの最終回も
今日はなんだかそんな気になれない。

「もう疲れた…」

ベッドに身を投げた
その反動かはわからないけど、
こぼれだした涙は拭わない。

  • やっぱりくらい詩のほうが得意なんだよね。
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