あなたが 私の髪から零れる雫を 拭ってくれるだけでよかった あなたが ぼろぼろの私をそっと 抱きしめてくれるだけでよかったのに 近くにはいられないと悟ってしまった私は あなたを押し返し 笑顔でさよならを呟いた