もう一回なんてもうないよ 冷えたマグカップ両手でつつんだ 誰にもいえないような、気持ちが渦をまく もう一回なんて期待ない しあわせになれない理由をわかっているつもりなの なのだけれど ほっぺた染めたって胸が高鳴ったって つたわらないじゃない つたわっちゃ負けじゃない もう一回なんて言うなよ はなれて気づくことは、誰にもいえないような気持ちしか残らないこと もう一回なんてもうないよ 盲目になったつもりはなかったけれど、少しはそうだったみたい もう一回なんてもうないよ