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僕と月の鏡と地に一番近い紅い星

貴女の家にもこの雨は降っていますか?
あぁ、月に住む貴女はもう晴れしか無いんだった
なら濡れた窓に映る僕を見ていますか?
あぁ、曇った僕など雨空のうちには入らないんだ

僕の命が貴女へと運んだのに
約束したのに一昨日は一昨日なのに
どうして昨日がこんなに遠いの?

いつから見えなくなっているのか
分からないから人を失う
いつから見えなくなっているのか
分からないから怖い

貴女から僕が消えて
僕が思い出を忘れることが


1秒でも命を持つのが早かったら
こんなにあんなにと思うことも無かったのかな

「謝る」も1つの感情だと知った時にはもう
貴女は目を閉じていたね

涙は時を戻す魔法じゃないなら
貴女に出逢いたくなんかなかった

いつから見えなくなっているのか
分からないから人を失う
いつから見えなくなっているのか
分からないから怖い

貴女に出逢えたことが間違いで
貴女を愛した僕が悪かった


いつから見えなくなっていたのか
分からないから貴女を

いつから見えなくなっていたのか
分からないから僕らを

滲んだ目に貴女の強い言葉が流れる
月が見えない今夜

滲んだ目に貴女の強い言葉が流れる
月が光を零した今夜

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