正義感にあふれていた
あの頃は
まだ優等生だった
女子校に染まった私。
恋をしたかった。
快晴は私を惨めにさせ
月夜は私の背中を押す
ごめんなさい、と言えない私を、いつかの
私が。
どこかの歌詞にあった言葉。
「『明日こそは』とつぶやいて、泣いたのはおとといだった」
それでも私は、
明日こそはと
無駄な希望を燃やしてしまうのだ。
そして
寒気のするような言葉に思いを写しとって
言うんだ。
きっと ごめんなさい ではない
なにかを。
求めて。