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思ったほど歩いてなかったり

頬を刺すような冷たい月明かり
には手が届かないから街頭に手をかざし
それでも指の隙間からこぼれるひかり
つかれきった僕の左目を照らし
とかやってる間もこの世はせをはやみ
ふたまたかかった付き合い方は
れしーとが長くなるからやめた
てつパイプの先で冷めてく赤いのが
みててなんか気持ちよかった
ただでさえドキドキしてて
いきが苦しいのに
笑いが込み上げてきてうまく吸えない
顔についた泥を袖で拭ったり
がっこうの裏庭がこんなに広かったり
みたことないような自分の顔が
ため池に映ってたり
いい加減にしてほしい真夏の昼下がり

  • 遠くなるときがある。
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