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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 4.フェアリー ⑲

「いや、そういうのじゃないけど」
彼女はキョトンとした顔で答える。
「まぁそういうのもあるけどさ、なんかもうそれでもいいかな~って。ほら、結構仲良くなってるし」
…そうなのかな、とわたしは彼女から目をそらした。わたしはそうとは思わないんだけど…
―でも、それでもいいかもしれない。
普段は話し相手はほとんどいなくて、割と退屈してたから、別に悪くないかも。
まぁ笛吹さんの取り巻き達がどう思うか分からないけれど、時間が経てば大丈夫かもしれないし。
そう考えると―純粋に、彼女と”友達”になってもいいような気がした。
一応、彼女は普通の人じゃないから色々気を付けなきゃいけないけど。
「…別に、それでももいいよ、別に」
「…ほんと?」
彼女はキラキラした目でわたしの目を覗き込む。
「うん、まぁ、お友達で…」
そう答えると、彼女は嬉しそうに笑った。
「ほんと⁈ 嬉しい! じゃあ不見崎(みずさき)さん今から友達ね!!」
いつの間にか、笛吹さんはわたしの手を握っていた。

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