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しりとりの「り」から

理解なんて出来ない
意味のわからないことばかりだ
誰が聞いても同じだろうさ
さながらエニグマかくじらの歌
大層な言葉を並べても
持て余した空白は埋まるはずもなく
くだらない、と吐き捨てて
照りつける太陽をねめつけ
気だるげな君が
学校に行きたくない、なんてこぼす
澄んだ瞳が滲むから
来週の話は出来なかったよ
酔いも回ってきた頃
ろくでもない会話を切り上げ
元気でな、なんて言うと
遠くの方で手を振った
たくさん話したいことがあった
たくさん伝えたいことも
もう過ぎたことさ
寂しげに揺れる環状線

  • しりとりの詩
  • ちょっと無理矢理っぽい(笑)
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