今までにないペースで、小説を読んでいる。小説を読み終えたときは、しばらくその世界観から抜け出せず、目に見えるものが真新しく感じるよう。何かから、逃れるように、読書に没頭している。考えたくないようなものがあるようだ。忙しくしていれば、その分、考えなくてよいから。単純なようで、その中身はかなり複雑なのである。その一方で、とても誰かと話したい衝動に駆られる。でも。誰か、と言っているとき、それは自分のなかである程度限定されている「誰か」なんだなと思う。「誰か」は「あのひと」なのだと。
考えなくていいっていうのは、なんだか分かる気がします。私は色んなことをいつも、漠然と、常に考えてしまうんですよね。ちゃんと筋道を立てて考えるというよりかは感じるに近いようなかんじで。
私にとっては絵もそうです。頭をからっぽにできるから。最近、なぜか描けなくなってしまったのですが。