自動販売機から 取り出した 味気のない言葉たちを 一口も二口も飲んだって 変わりゃしないが 君がね、 丁寧に積み上げて遊んでいる その言葉たちは 僕のこれと同じはずだが ひどく、綺麗でねぇ これまたどうして その一本に手を伸ばして 本当に同じものなのか 味わいたくなる 崩してしまったら 僕の手の中には 右にも左にも 同じものが握られているんだ