君はとある王子に仕える執事
私は航海を助ける甲板手
毎日山を散歩する君だけど
もし海を散歩してくれたら
最寄りの港が君の住む
街の港だったら
そう願って毎日灯籠流すよ
もう君に逢えない
君と分かり合えないのは知ってても
海と陸は混ざり合わない
分かってる、分かってるの
西の方に君がいたら
そう思うと海と違う水が湧く
東に君がいても
もう分かんないや
コンパスも指し示さない恋の行方
もし私たち結ばれたら
一緒に火の中に飛び込んでくれる?
私がもしあの国の姫だったら
君がもしこの船の船員だったら
何か変わってたのかな
夜になってたら 虹になってたら
私は君のことを愛せたかな?
あの国の執事の君しか
愛せなかったかな?
どうだろう
でもやっぱり灯籠は毎日流すね
君に届くように