「…いたっ‼︎」 予想通り、駄菓子屋に先に着いていた”彼ら”を見つけた瞬間、わたしは思わずそう叫んで駆け寄った。 「あ、やっと来た…遅くね?」 まさか道に迷ったのかぁ?、と師郎は皮肉げに言う。 「迷ったっていうか、置いてかれたっていうか…」 「とりあえずはぐれたんだろ」 「うぐっ」 黎にしれっと突っ込まれ、わたしはちょっとうろたえた。 まぁ大体そうだけど…