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ハブ ア ウィル —異能力者たち— 5.クラーケン ⑫

「…あ、でもネロ的にははぐれたままの方が良かったかもな〜。そうだろ? ネロ」
不意に黎がそんな事を言ったので、わたしは数メートル離れた所にいる彼女を見やった。
「…」
ネロはわたしと目が合うと、気まずそうにうつむいて、そばにいる耀平の陰に隠れた。
「おーいそこに隠れてもモロバレだぞ〜」
「それな」
師郎や黎が隠れても無駄と笑っても、ネロは耀平にくっついてるままだった。

  • ハブ ア ウィル —異能力者たち—
  • 今回も短めです…
  • パソコン復旧するまでの辛抱…
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