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はなび

真っ暗になった空を見上げて
小さくため息を吐いた
視線の先の君とあいつ
傾けた缶のコーラは口から零れて
ぐっしょりと濡れた口元を拭う気にもなれず
背を向けた
下駄の鼻緒が切れるように
あの二人が離れればいいと
小さく流れた星に願った僕は
君に好かれるはずもないんだ

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