0

ファミリア達と夏祭り act 2

「俺はホットでもいい。別にアイスも飲むけど」
「え~でもボクはナハツェが無理してないか心配だよ~」
キハと呼ばれた角が生えた子が、ナハツェにすり寄りながら言う。
「…ウザいから離れろ。紅茶淹れらんない」
ナハツェはブスッとした顔でキハに言う。
それでもキハはえ~やだ~と駄々をこねて離れなかった。
「まぁ…そこまで気にする必要なくね? キハはお前さんが好きなんだし」
猫とも犬ともつかぬ耳を持つ赤髪の人物が、ナハツェに向かって笑いかける。
「…そーだよー」
赤髪の人物の隣にいる長い青髪の人物もうなずく。
「…何なんだよ、カロンも、ピシェスも…」
ナハツェはあきれたようにため息をつきながら、手元のカップに紅茶を淹れた。
ぼくはそんな彼らの様子を見ていて、ふとキハの手に目が留まった。
「…キハ、何もってんの?」
ぼくの言葉で、周りのみんなの視線がキハに集まる。
「ほんとだ」
「あーそれさっきから気になってたんだよね」
「お前、何もってんの?」
ナハツェが尋ねると、キハは、ん? コレ?と手の中にある紙筒をみんなに向かって広げて見せる。
「じゃじゃーん! 夏祭りのお知らせ!」
は?と周りの者たちは呟く。
「…何の話?」
「夏祭りって…」
「てかソレどこから持ってきた」
ぼくもそうだけど、キハ以外のみんなは何のことか、全く分かっていないみたいだった。
それでも気にせずキハは話を続ける。
「今度ここの近くの公園で夏祭りやるんだって。だからみんなで行こう!」

  • ファミリア達と夏祭り
  • 夏祭り
レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。