外を歩く八月が 僕のことを見て見ぬふり
溶けたアイスは戻らない 一滴一滴零れる雫
茜空が告げる夕刻も
熱のこもる月夜の香り
不夜城は今夜も眠れないみたい
明日にご期待 目覚ましすらつけないのに
青い 青い 夏の想い
ここにあるのは変わらぬ色の
遥か遠く、遠くに見える 淡い理想だ
吐き出しそうだ!
忘れたのよ 顔も声も
なのに消えない笑顔はなぜ
僕の呪いだ 僕の話を貫く白だ
地べたに座り 何もせぬなら
何もせぬなら
僕を殺せよ、八月。