ボランティアで勉強を教えている子どもたちに、折に触れて話していることがある。
「学校には行った方がいい、とは思う。きちんとした生活リズムが取れるし、友達もできるし、いろんな意味で社会に出てからの練習にもなるし。
だけど……それがものすごく辛いなら、めちゃくちゃ苦しいなら、無理して行く必要はない。学校に行かなくても勉強はできる。友達だって、今や学校以外でもできるようになった時代だ。
他の人に合わせる必要はない。学校に行くか行かないかは自分で決めていい。どちらを選んだとしても、俺は今までと変わらずに全力でサポートする。」
不登校は問題だ、不登校の子を何とか学校に復帰させよう、って学校側は思っているかもしれない。でも本人が学校に行きたいのに不登校になっているならともかく、本人が不登校を「選んだ」のであれば、そこまで大事にしなくていいんじゃないか?と常々思うのですよ。
学校に行くことを「選ぶ」子がいてもいいし、学校に「行かない」ことを選ぶ子がいてもいい。どちらの選択も、その子が「自分の意思で」選んだのであれば認めてあげて、その子の選択に沿ったサポートをする。それこそが今の時代に求められているのでは?