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狭間

何か叫びたくなるときがある。
でも、何を叫びたいんだろう。
そういうときに限って、真夜中。
つまらない。
夜は、何か世界から隔離された感じがする。
静寂が昔の記憶を引っ張り出して、視界がぼやける。
なんとも言えない中間の感情が
夜にえぐられて、ひとりを重くする。
秒針の音が大きく聴こえる。
架空の遠くの風景を想像して、苦しくなり、寂しくなる。
昼との空気感に差がありすぎて戸惑う。
どうも夜は苦手だ。

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