なつがきらいだ。 キラキラと光る太陽が、輝けない僕を嘲笑うから。 空に広がる入道雲が、雁字搦めの僕を嘲笑うから。 沈んでいく夕焼けが、僕をひとりぼっちにさせるから。 空に散らばる星が、僕に頑張れって言うから。 白んでいく朝焼けが、僕を焦燥感で包むから。 だから僕は、なつがきらいだ。