透明人間なんだと思っていたけど
どうやら形があったみたいだ
触れ合って初めて知ったこと
名前を呼んでおくれよ
そうしたらきっと
生まれて初めて生きてるって気付いた時みたいに
泣く
上手くいかないのは当たり前だし
何度でも壁の前で音をあげそうになるよ
生まれて初めての人生を
闇雲に生きているだけなんだから
この部屋に明かりはない
太陽は僕には眩しすぎるからね
でも 幸いは 明るいところにばかりある
とは限らないぜ
闇雲の上に星空は広がっているし
光に顔を伏せて咲くあの花は美しい
僕の孤独を君が食べて
君の孤独は僕が食べて
優しい暗闇で 形を教えあって
僕の名前を 君が呼んで
初めて僕は僕になる
世界より君を信じるよ
さよなら、透明人間