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晩夏の詩人

きみの指先をなぞりながら
ぼくの輪郭がわからなくなる
君に恋をすればするほど
僕は愛がわからなくなる
ため息の代わりに愛を吐きたい
舌打ちの回数を愛に変えたい
スニーカーの裏側で
日に日に死にゆく僕らの影は
過ぎた春の残り香でした

  • 増えるのは
  • 良くも悪くも
  • 思い出ばかり
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