きみの指先をなぞりながら ぼくの輪郭がわからなくなる 君に恋をすればするほど 僕は愛がわからなくなる ため息の代わりに愛を吐きたい 舌打ちの回数を愛に変えたい スニーカーの裏側で 日に日に死にゆく僕らの影は 過ぎた春の残り香でした