どっかで鳥が鳴いたから
布団を剥いでまで窓の方を見て
帽子をちょっとだけ深く被ってから
出発だ。
騒げばいいってもんじゃない
確かに頷いた未明
二月みたいな温度で
風よ、吹いてくれ
君よ、嗤ってくれ
吐き出した 青 濃く
埃と誇りの違いすらわからないまま生きて
狭い道を通らない大人たち
どうぞご自由に、
明日なんて殺してよ、ねぇ。
殺しにきました←
ツバで半分隠したままの、少し赤い目に朝陽がしみて
まだ見えない西向きの壁際、誰も知らないあなたの世界で