秋の風、さらさらと 頬を掠めたらもう一度、 あなたの横顔を思い出す 絡めた指も 抱きしめてくれる腕も 鼓膜をくすぐるその声も こんなにこころが あったかくなるんだって 初めて知ったの もらったことばも おくったことばも 毛布の中にくるんで 今夜は爪先に あなたの色を塗って眠るよ