朝日に向かって飛んでた鳥は そこが大空だって 思ってた それまで狭い檻の中 突然飛び出して そこが大空だって 思ってた メランコリックな ママの部屋から 箱庭蹴って 夜中 逃げ出す 少年の 未来のような 大空を あくる朝 くたびれて座り込む 少年にだけ聴こえた 朝日に向かって 飛んでくカナリヤ ビィビィ 鳴いてた 焦げたカナリヤ