わたし、みたの!
うらのハーブのにわにおおきなきがあるでしょ?
あのきのねもとにはあながあいててね、そこにちっちゃなまどとドアがついてるの。
かがんでみなくちゃわからないくらいちいさいのよ。
わたし、きになってね、よるにみにいってみたの。
ほら、まえよるおそくにわたしがにわにいておこられたことがあったでしょ。
あのよるにね。
ねもとのまどからはあったかなひかりがもれてたわ。
わたし、そうっとそうっとかがんでまどをのぞいたの。
そしたらね、うすくてとうめいなはねをもったちいさなちいさなひとがいたの。
かぞくだとおもうわ。
おかあさんとおとうさんとおとこのことおんなのこがひとりずつ。
あかちゃんもいたわ。ふたごのね。
みんな、わたしにきづいてにこにこしながらてをふったのよ。
きっと、きのようせいね!
うらのにわはまほうのにわなんだわ!