なんだか苦い紅茶は 秋のいろ。 なんだか苦い紅茶は アイスだ。 ずっとずっと浮いている氷を 沈めたくて ストローでザクザクと突いていた 交わることはない。 減る 時間 と 、 増えてゆく 距離 と 。 それは交わることはない。 燦めく水たまりは、雨の枠からずれたもの。 だけど知らない。なんて言えなくて いずれゴミになるレシートで あいのかたちを作って 席を立った。