私がスクール・オブ・ロックを初めて聴いたのは、中1のときでした。初めて聴いたその日から好きになりました。
私は中3のとき生徒会長でした。人前で話すのは得意だったのですが、どうしたら生徒に親近感をもってもらえるかということに悩んでいました。そんなときに助けてもらったのが、スクール・オブ・ロックでした。とーやま校長のビミョーなボケと、間髪入れずのあしざわ教頭のツッコミ、そしてけたたましい職員の皆さんの笑い声。授業を聴いていると、理想像がはっきりしてきました。「誰が聞いても笑顔になれる、時には笑える、そんな話をする生徒会長になろう」と。私はスクール・オブ・ロックを聴いていると、いつも楽しく、笑顔になれて、嫌なことも忘れることができていました。「楽しむこと」の大切さを学べたのは、この場所だったと言っても過言ではありません。それから私は、クスッと笑える文章を書くこと、笑顔で話すこと、そして何より、生徒会長としての生活を楽しむことを心がけるようになりました。
私の最後の仕事は、卒業式での答辞でした。原稿を書き上げて学年主任の先生に提出したとき、私の文を読んで先生がふふっと笑ってくださったんです。私が尊敬していた先生の1人だったので、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。最終的に、先生が笑ってくださった部分は最後まで残り、卒業式を迎えました。たくさんの方が「良かったよ」と言ってくださいました。部活の後輩からも、「私の友達、『生徒会長優しくて好き』って言ってました!」と言われました。
私は、とーやま校長、あしざわ教頭、そして職員のみなさんに出逢えたことで、最高の中学校生活を送ること、一生忘れない卒業式を迎えることができました。私の人生を変えてくれたのは、この場所です。私は、とーやま校長とあしざわ教頭は最高で最強のコンビだと誰にでも胸を張って言えます。でも、そんなお2人の会話をこれから聴けなくなると思うと、寂しいです。出逢いがあれば別れもある、ということが分かっていても、なんとも言えない気持ちになります。
あしざわ教頭が退任されても、私の中では、あしざわ「教頭」です。これからもずっと、危なっかしいとーやま校長率いるスクール・オブ・ロックと、私たち生徒を温かく見守っていてください。
あしざわ教頭、今まで本当にありがとうございました!大好きです!!