無条件の人間讃歌。人生讃歌。命の讃歌。 そういうものは、何の糧にもならないわ。 「いいこと」は、いらない。 「光」は、待っていない。 死にたいと思い続けて生きていく。 苦悩を抱えて生きていく。 生き延びるだけで疲れ果てて、泥のように沈むことがよくあるけれど。 それさえ否定する世界なら、きっと私はさよならを選ぶ。 こういう人も生きている。 それでも、生きている。 認めなくてもいいけれど、日陰の隅に、ヒミズの居場所を。 (後ろ向きな力って、あると思うの。)