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無題

恋人の座なんて私は欲しくないのです
そんな水物 私と貴方に相応しくない

恋は何時でも足が早くて
瞬きの後には綻びてしまうから

どうぞ 私には妬みと嫉みを
どろどろに煮詰め続けて

逃してなんて差し上げない
生涯を賭して 私は貴方の一つ先を

だから貴方は歯軋りをして
死ぬまでその目に私を焼き付けていて

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