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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 7.サイレントレイヴン ④

「うわ、黎らしっ」
ぽつっと師郎は呟いた。
「…まぁそーだろーねー。だって自分らの秘密を握っている人だもん…あんまり関わろうと思わないもんなー」
ネロはわたしの方を見ながら少し意地悪気に言う。
「だからさ、“そういう人”に関わってこられるのはちょっとね~」
そう言って彼女は嫌味ったらしく笑った。
「…ネロ、なんか邪悪なモノが出てんぞ」
何やら黒いモノがちらついたネロに気付いた耀平は、そう言って諫めた。
言われたネロははいはいと言ってそっぽを向いた。
「…ま、アイツはそもそもあんまり他人と関わらないからな」
耀平がわたしに向き直って言う。
「自分の事知られるの好いてないし」
「あ、でも俺らは結構知ってるじゃん」
耀平が喋っているところに、師郎がしれっと入り込んできた。
「アイツの好物とかさー、一応入ってる部活とか」
「いやそこらへんはお互い様だから」
耀平は真顔で返した。

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