ゆれては ふれる 途切れがちの ふれては つねる 生きているの 舟の上は まどろんで 気をぬけば 黄昏そうだ 線を引かれて 心臓は 日記帳を つけられる とけては めぐる 死薫のなか ゆれては ふれる 春を待つ人