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暁の空に

夢なら醒めないでくれと願った

この夢のような時間がいつまでも続けばいいのにと思った

この夜が終わってしまったら

暗闇を裂くような、暁の空が来てしまったら

この時間は終わる。

夢から現実へ

幻は現へ

この時間が終われば、きっと僕はもう君には会えない

あぁ暁の空が来る

君は「じゃあね」と泣きながら笑いかけた

僕が伸ばした手は、宙を掴む

「じゃあね。僕の最愛の人よ。いつかまた...。」

誰もいない宙に語り掛けた言葉は、暁の空へ消えていく

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