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ファヴァー魔法図書館 #26

『婚前の段 o:@yP6 京都の主・鵺』
4時半、ながよは起床した。
特にこれといってする事も無かったので、庭へ行き月を見ることにした。
少し開けた枯山水の日本庭園。
ながよは寝ている母や法帖を起こさない様に縁側にへたりこんだ。

月があんまりにも綺麗だから......

暫くしてながよは口を開いた。
「なぁ、出てきてもよいんだぞ。」
その瞬間、目に掛かるくらいの茶髪、
蛇の形をした尾、
歪な形の翼、
虎柄の服を纏った少年が現れた。
そう、鵺である。
「ひょうひょう。
やはり貴様には見へてヰたのか、恐ろしい娘よ。」
「何を言っている。私はこう見えても京都の主だぞ、虎鶫なぞ一捻りだ。」
「ふふ...妬ましい。そんな貴様に敬意を表していい事を教えてやらう.........」

5時半法帖は起床した。
庭の方からなにやら物音がする。
ながよだろうかと思い行ってみることにした。

「以上がこの××の成り立ちだ。
おや、誰か来たやうだな、また会おう。」
そう言って鵺は去った。

「ながよ、おはよう。なぁ、少し頼みごとがあるのだか......いいか?」
ながよは胸のつっかえを精一杯笑顔で繕い隠してこういった。
「はいっ!もちろんです敦さん。」

To be continued #27 ↙
『婚前の段 o:@ypP7 ハードウォッチさとり』

P.S.今日のファヴァー魔法図書館はっ♪
何と、何とですね♪
#1から一ヶ月です。
(正直このネタの元ネタのYoutuberを知らない)
ここまで出来たのは読んで下さっている皆さんのお陰です。
これからもどうかご贔屓を。


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