私は先日の台風19号の被害に遭われた被災地にボランティアとして参加させて頂きました。私の住んでいる地域の被害は少なかったのですが、近くに住む者として見て見ぬ振りは出来ないと思い、何か出来ることはないのかと思い、現場に赴きました。慣れ親しんだ街の風景や建物が大量の木や砂に晒されていたり、住宅地が泥に埋まっているのを目の当たりにして、とても胸が苦しくなりました。そんな中でも、1日に1000人を超えるボランティアの方々が集まっていると聞きました。多過ぎて現場に赴けない方も中にはいらっしゃいました。そんな人達の行動や言葉を聞いていると、まだまだ日本捨てたもんじゃないなって思いました。ボランティアの方々は皆明るくて、その元気を現場に注いでいらっしゃいました。私は今回初めてこう言った活動をしたのですが、行ってみないと分からないことはたくさんありました。その現場に私は1日しかいませんでしたが、被災された方々はこれから何年も、それらと立ち向かっていかなければならないのかと思うと、自分の無力さと、他人事にならざるを得ない現実を恨みました。でも、せめて、自分もその同じ場所に立って、手を差し伸べたい。そう思いました。また現地に行かせて頂きます。何日何ヶ月経とうとも、風化出来ないものに触れるために。