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ハブ ア ウィル —異能力たち— ⒎サイレントレイヴン ⑫

「そうなの…」
また路地裏に沈黙が流れる。
…なんていうか、また微妙な空気になってしまった。
でも、話してて思ったけど、この人って意外と喋るんだなと思った。
まぁ、一応喋るって前に聞いているけどさ…
…その気になったら仲良くなれるのかもしれない。
「ネコ…好きなの?」
何となく、そんなことを尋ねてみた。
だが彼は怪訝そうな視線をこちらに送る。
「ソレ…聞く必要ある?」
「え?」
わたしが思わずこぼしても、気にせず彼は話を続ける。
「…お前と話す気なんかそもそもないし。あと関わり
たくない」
「どうして…」
聞き返し終わる前に彼は答える。
「…シンプルに関わる気がないだけ。普段だって変わらない…相手がどう思うか知ったこっちゃないし。あとお前と関わるとどうしようもないことが起こりそうだからってのも」

  • ハブ ア ウィル —異能力たち—
  • 奇跡的にスマホから入れたので2日ぶりの書き込み
  • 次はいつかわかんないかも…
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