君の涙を誰かが受け止めてくれる日は来るのかな。 その月の下で一人で落とす雫はいつも枕カバーに染み込んで、何もなかったのように消えて朝が来る。 君は誰にも何も言わずいつものように家を出る。 そしてまたその夜に一人家族が寝静まった後に泣く。その涙はいつか誰かに見つけて欲しくて出るサイン。 なのに、自分でそのサインをなかったことのように消し去ろうとする。 私があなたを助けてあげられるくらい、抱きしめてあげられるくらい強い人間になれたらいいのに。