怖れってやつは あまりにも自然に 不自然な感情を連れてくる 僕らは怖れと戦ってきた あるいは火を焚くように あるいは武具で身を固めるように あるいは言葉の剣を持つように 全てが虚構みたいな世界 四畳半のラ・マンチャの男は 槍をふりふりがなりたてる かかってこいと叫んでる いつだって残るのは静寂だ 僕はその静寂に耐えきれず そっと口笛を吹いたりした