大学生になり二十歳になってからしばらくしたあの日。嫌な事があり酒に溺れて、もう取り返しのつかない事をしてしまった。警察にお世話になったあと、誰にこの事を話せばいいのかわからずパニックになった時、親父に電話をかけた。親父は何も言わずただ「しょうがない」とひと言だけ言ってくれた。その言葉に涙が止まらなくなり、申し訳なさでただただ「ごめん」と謝り続けた。その後も親父とお袋は毎日俺に電話をかけてくれた。あの時俺は死のうと思っていた事に気付いていたんだと思う。自分がこの人の下に生まれてきて本当によかったとあの時思えた。いつかあの時貸してくれたお金は絶対返す。だから俺は今を全力で生きるから見ていてくれよな!!!