時にその言葉は
迷いなく僕の心を真っ直ぐに貫き
また時に
僕の胸を暖め
大きく息を吸い込ませたりした
曇りない一点の光
冬空に輝くシリウスのような
そう、まさにその名だった
ひねくれた僕の言葉の中から
君に伝えるべき言葉を
あのとき以来
ずっと探している気がする
でも
未だに見つからないんだ
だから今言える言葉は
何もないのだけれど
君のこれまでの人生よりも
さらに輝き瞬くこれからが
君の前にうち広がることを祈って
こうして伝えた気になってるんだ