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夢の様な話

今日、私にとって哀しい知らせがあった
去年、私達の学年の国語を担当してくれていた女性の先生が亡くなった
本当に信じられない
こんなに身近な人が亡くなるなんて、ドラマや映画での、有り溢れた展開の中だけかと思っていた
以前から先生は病気を患っていて、何度も入院をしては手術をし、退院をするという悪循環の中での生活だったらしい

つい2週間ほど前、学校のみんなで先生が無事に帰ってきてくれる事を願って、エールを送ったばかりだった
その時に見た先生の姿が最期だった
今はもう、この世界に先生は何処にもいない
先生の印象的な笑顔が、脳裏を過る
先生が話しかけてくれた事が、昨日の事の様に感じる
委員会でも、一緒になった事があったよな

社会の担当をしている先生は、
「こんなに哀しい事があっても、何一つ変わらないんだなー」
という様な事を言っていた
「人々が泣き叫んでも、哀しみに暮れても、また日は昇っていく」
そんな事も言っていたな

先生は亡くなる直前まで、
「授業しなくちゃ…」
と生徒や学校の事を心配していたらしい
ある先生は、
「みんなと過ごせるのが、楽しみで仕方なかったんじゃないかな」
「働く事が生き甲斐だったんだと思う

と言っていた
私は其処までして生徒の事を愛せる、仕事に人生を捧げられる先生は、とても格好良いと思う
そんな人に、私もなりたい
これからも、いつもと変わらない日常を、懸命に生きていこう

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