何千、何万回という後悔に
埋め尽くされた過去を背負って
夜になる度苛まれ
朝になる度ウンザリして
また今日もドアを開けた
こんな僕ならきっと
すべてを塵へと還しても
そこから生まれる後悔も
取るに足らないのかもしれない
そんなことを言ってみても
やっぱり死ぬのは怖いんだから
全く始末に負えない
死に怖れなどなければいいのに
痛みなど存在しなければいいのに
そうしたらこんな下らない人生を
無為に過ごすこともないだろうに
そう口走る僕を
昨日の僕が鼻で笑って
明日の僕が顔を覆った
肩越しに後ろを向いて歩いていたら
誰かとぶつかった
思えばそのときのあれは
君だったのかもしれないな
そんなことを言ったりする