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薄紅

薄紅の蕾は淡く頬を染めて
清廉の花弁は気高さを纏う
いつか青い果実が美しく染まる日まで

それは可憐で美しく
仄かに甘酸っぱい香りを残し
またひとつ色を増す

燃えるようで
柔らかな指先のようで
あまいあまい

世界の何処を探したって
この色も香りもただひとつ

今日は貴方のためだけに

  • お姉ちゃん
  • ほんとにおめでと…!
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